雑感をつらつらと、、、
監督の自身が創ったマトリックスシリーズに対するメタ的な批評とか、ネオが愛したトリニティーが救世主になる(ある意味ネオも救世主ですね)とか分かりやすい設定は色々あったけれど、一番言いたかったのは愛というもののカタチではないでしょうか。
どういう事かというと、ネオとトリニティーは接触すると凄まじい暴走ともいえるエネルギーを生み出すような設定でした。また、少しだけ離して置いておくと良い具合のエネルギー発生に落ち着くという話もアナリストからありました。これは一人の人間が他人を愛する時に取る態度のメタファーでしたね。根拠としては、エンドロールで監督から両親へのメッセージからも読み取れます。
そして接触し、お互いを信じた二人は救世主となり、世界を創りかえる力を得ます。これは子供が生まれ世界観が変わった夫婦とも見れます。監督も自分の子供(マトリックス作品)が生まれて世界観が変わったんでしょうね。
それにしてもアナリスト(分析家)とは皮肉が効いてます。マトリックスシリーズは見た人の多くが作品に対してアナリストになりましたから。エヴァと被るところです。
あと、監督は進撃の巨人見てますね(笑)。人間爆弾とかまんまです。
総じて言えることは、僕の青春時代に通ったマトリックスという作品の続きが観れて嬉しい、という子供みたいな感情が一番大きかったです(笑)。あの時ほどの興奮は得られなかったけど、歳を重ねたからこそ理解できる、SFとはまた違った深みに気づけて、自分自身の変化に感傷的になりました。
おわり
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