PEAK~部活動戦略~【期末テスト】
「次って?」
「まず夏休み中は見つかった課題を克服する、つまり弱点を減らすことを目標にしよう。時間もあるから毎日動画撮って毎日見れることだし。まずは自分でも気づいてると思うけど、プレーする際の姿勢かな。上半身が前傾し過ぎてて、これだとオフェンス時には上半身の動きの幅が大きすぎて、次のプレーに移行するタイムラグが長い。これだと、例えば単なるドリブルからのシュート一つでも相手に付いてこられてしまうよね。ディフェンスだと重心が進行方向に掛かり過ぎちゃうからクロスオーバーとかで左右に振られると抜かれやすくなってしまう。あと、HIITは週2回に増やそう。慣れて来たでしょ?内容もバーピーだけじゃなく、よりバスケに生かせるようなものに変えていくよ。」
「え、えぇ・・・。」
リクは急な提示に驚いたが、確かに今の練習状況になれてきていた。刺激を入れるのも悪くないのかもしれない。
「よっしゃ、夏休み頑張るか!」
「あ、その前に期末テストがあるね。」
「・・・。」
「もちろん、成績は大丈夫だよね?」
「ロバート君、折り入って頼みが・・・。」
「あー、喉乾いたなー。」
「ジュースを買って参ります!」
「肩凝ったなー。」
「先生!マッサージはいかがでしょう!?」
ロバートの成績は進学校である土方高校においても学年トップクラスであり、当然英語は毎テスト満点だ。リクの1学期末テストはsadi・・・ロバート先生のおかげで何とか赤点を免れることができた。
つづきはコチラ。
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