リズム遅取りの天才、Perfumeのっちが育まれた背景の考察

Perfume好きの方なら、のっちのダンスが魅力的なのはご存じのとおりだと思いますが、具体的に何が凄いと思われます?

あの魅力的なルックスを持ちながらのしなやかな動き?

ありえない角度まで曲がる関節を駆使したダイナミックさ?

曲がより魅力的に聴こえるような表現力?

うん!全部正解!!

のっち凄いよね!

以上!!!

、、、で終わるわけにはいかないので、のっちのダンスを技術的な側面と、それが培われた環境的な側面から考察してみやす。

で、細かい技術面は置いといて(もう!?)、のっちダンスの最たる特徴は、リズムの遅取りにあると思ってます。

遅取りってのはリズムをjustのタイミングでなく少し遅れ気味に取ることで、HIPHOPなどで多用されるリズムの取り方です。

この取り方をすることによって、普通に踊っているだけでもグルーヴが感じられ、音楽に乗っているように見えるし、余裕のある踊り方に見えます。

まあ、余りやりすぎると単に遅れているだけになったり、複数で踊る時は周りと振りが合わなかったりするんですが。

そこをのっちは天性のタイミングで、2人から遅れたようにみせずに、踊っています。

以前あ~ちゃんが、実はあ~ちゃんとかしゆかは振りが揃っているけど、のっちは若干ズレている旨の発言をしたと記憶していますが、これはリズムの遅取りによるものだと思います。

ちなみにあ~ちゃんのリズムの取り方はjustですが、かしゆかは少しだけ早取りになることがあります。

ではなぜ、のっちは遅取りになったのでしょうか。

それは、あ~ちゃんが前記した発言した際、同時に言及したのが、「ダンスを初めて習った先生が違うから」ということでした。

これはまさしく身をもって実感していることで、ボクが最初にダンスを習い始めた時のジャンルはLockingとBreak’inでした。なのでキレやストップは得意なのですが、しなやかさや流麗な動きというのは、未だに苦手です。

あ~ちゃんとかしゆかが最初にダンスを習ったのはMIKIKO先生を始めとするアクターズスクール広島の講師陣です。

対してのっちはより低学年の時、地元のジャズダンススクールで習い始めています。

恐らくストリート系のジャズダンスというより、バレエ寄りのジャズダンスだったのでしょう。

のっちダンスの遅取りグルーヴはそこから来ていると思われます。

 あと、リズムの取り方は性格的なものにも起因していると思います。

のっちは生粋の遅刻魔(笑)ですが、そういった私生活からだらしない脱力した人は、ボクの周りのダンサーを見ても遅取りになる傾向があります。

ちなみに、私生活からせかせかしてる人は早取りになってます。(かしゆかも!?)

他のアイドルで遅取りの例で言うと、乃木坂46の斎藤飛鳥さんも普段から脱力してる感じであり、ダンスは遅取りです。

今度は脱力というキーワードが出てきましたが、性格的な理由以外で、上手く脱力してダンスが出来ている人の特徴として、低学年の時からダンスを始めていることが挙げられます。

そういった年代がダンスを習う主眼が、楽しむことと基礎を固めることなので、無駄に力んでダンスをする癖がつかないのだと思います。

つまり、のっちがあの性格で低学年でダンスを始め、しかも「リズムを刻む」よりも「しなやかな動き」を重視するジャズダンスであったことが、遅取りになった所以であると結論付けさせていただきます。(無理矢理)

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