PEAK~部活動戦略~【フィードバック】
「今度の土曜うち来いよ。DVD見ようぜ。」
「お、AV・・・なわけないよな。まさか・・・?」
「君の練習中のプレーの編集が終わったよ。」
「編集!?そ、そうか・・・何か悪いな。そこまでして貰っちゃって。」
「気にするなよ。リクの為を思えば何てことないさ。むしろ楽しいくらいだよ。」
「ロバート・・・」
「失敗したダサいプレー集なんて、編集してて笑いっぱなしだったよ。」
「ファック!!!」
「発音が違うよ。正しくはFack」
「うるせえよ!生粋のサディストが!」
「発音が違うよ。正しくはSadist」
「Fack!!!」
土曜日、練習で疲労困憊の中、これから自分の不甲斐ない姿を見なければならない苦行を思うと、非常に重い足取りでSadistの家に赴いた。案の定、DVDで自分のプレーを観て、その残念さに凹んだが、確かに気づくことは多々あった。上半身が前傾過ぎといった個人の身体操作的な事から、ポジションを取る位置が間違っているという戦術的な事まで勉強になる。自分の脳内では上手くいっているイメージと実際に起きている現象とのソゴがよく分かり、恥ずかしさに悶えた。
「どうだい?自分のプレーは。」
「下手くそ。」
「今更?」
「(怒)・・・まあ、かなり勉強になるな。プレーのどこをどう変えればいいかってのが分かりやすいよ。」
「自分のプレーを動画で見るってのが、一番のフィードバックだからね。課題が見つかったところで次の段階に進もうか。」
そう言うとロバートは、具体策を話し始めた。
つづきはコチラ。
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